着物のお片づけ中です。今日は母(先代好駒会会主)の施設に介護計画の確認のためケアマネージャーさんに会いに行きました。
ついでに母と雑談をしてきました。
母屋の雨漏りの修理代高額になる話をしたら、母は
「自分の宝石類みんな売ってしまえ」
だそうです。そんなに処分を急がなくてもいいのに。とりあえず着物から片付けてますなんて話をしました。
そのついでなので疑問に思っていた、
「全面、相良刺繍の帯っていつ締めるもんなんだ?」と聞いてみました。
帯を確認したとき、全面相良刺繍の帯が母のと叔母のと、2本ありました(一本は処分の予定)。模様は吉祥っぽい、ちょい、ご大層だけど金銀は使用されていない。
母は、「結婚式のお呼ばれとか・・・・そもそもそんな帯あったっけ?」
えええ?、おそらく安くても15万円越え・・・やっぱり覚えていないのね。締めたの見たこと無いからあんまりお気に入りでなかったんだろうなぁ。お弟子さんの着物はお弟子さん本人より覚えていて「他人の家のタンスの中がわかる人」と言われていたのに、自分の物は案外無頓着。
ちなみに調べてみたら相良刺繍の帯はセミフォーマルだそうです。披露宴、パーティーとか、知り合いの作家さんの個展にお邪魔するとか、国立能楽堂で能鑑賞、相撲の升席とか(おそらく全て私には機会が無いだろう)
両方売ってしまえばいいのに、つい煩悩が出て一本残すことにしてしまいました。
もう一枚、紬の訪問着も残そうかな。
ああ!煩悩!
おしゃれ着で日本舞踊関連では着る用事はおそらく無し。
紬なのに絞り、着て行く場所に悩む逸品!